意思決定のゴミ箱モデル

ガービッジカンモデルの備忘録答えはすでにある。

転職する一歩。(天使のくれた時間)

2021年1月4日

 

昨晩妻と映画をみた。amazon primeで。

 

「天使のくれた時間」

 

実は私は年末に独りで観た。

あらすじはパラレルワールドの世界、

ウォール街で成功し中年の独りな現在から

妻と子供がいる家族のいるパラレルワールドへのトリップ。

良い映画だったので妻に観て欲しかった

ので勧めていたのだ。

 

作中の主人公ジャックがいう台詞

ショッピングモールでスーツを試着し、買おうとすると妻から高すぎるから帰ろうと言われ、

「スーツを着ると人間の格が上がった気が

 する」

中略(帰ろうと言われて)

「僕にはスーツも買ってくれないのか!娘は靴を買ってもらってる。朝から8時間働いてまた6時間寝て、その繰り返し、僕にもご褒美があっていいだろう!」

 

この言葉を聞いて泣けたよ。

もし、スーツ売り場でこのような場面に

なったら私は言えないな。私からは買うのは

やめる。

成功したジャックだからこそ言えた台詞だろう。

だけどそう言いたかった。いつもそう言いたかった。妻に本音を言いたかった。

トラブルを起こすつもりはないが本音を聞いて

欲しかった。

作中後半には転職の話題にもなる。

今の仕事をやめて多忙なウォール街

戻れると言うシーン。

結局、家族との生活を選び…。

まぁこんなところだ。

 

今の私はどのパラレルワールドにいるのだろ

うか。

もともと中流家庭にいたジャックはその生活に

満足していたのだろうか。

ジャックは言う

「言えない不満を抱えてはいないだろうか。

自分は自分や妻の可能性を潰していないだろうか。

その代償に子供がいたとしてもその代償は

当価値なのだろうか。

誰もがうらやむ人生をスルーしてないだろうか」

主人公の妻ケートは言う

「誰もがうらやむ人生をもう送ってる」

と。

子供がいてローンのある家があってそれで

十分だと。

次の日目覚めるとウォール街の生活に戻って

いて妻や子供は消えていた。

真の幸せや当たり前の日常は何かが一つでも

欠けると崩壊してしまうのか。

映画の最終はハッピーエンドになるわけ

ではなく、視聴者に委ねるものだった。

 

言葉にならない感情が涙になった。

 

観終わった後、妻も泣いていた。

感想を聞こうと思ったが怖くて聞けなかった。

自分の人生への不満を見透かされそうで

怖かった。

 

パラレルワールドを行き来したから分かった

ことや知らなかった人生。

 

この年末年始に私の人生において必然的に

観る映画だったと思う。

これは偶然ではない。

明日から仕事。

 

仕事が終わったら夕方から営業職の

面接がある。

 

パラレルワールドにいるもう1人の自分は

どうしてるのかな。

妻は同じ妻なのかな

子供は同じ子供なのかな

独り身で孤独なのかな

人生に満足してるのかな

全て持っているのかな

f:id:Zenyo:20210104084246j:image