昨日はツーリング。ツーリングに行く日だけ寒い。
目的まで行く。高速やら下道やら。
走っている最中にボーっと色々考えた(もち安全運転)。
白線と白線の間を走行する左手の白線は一本筋だが右手の白線は等間隔に並んでいる。
左手の白線は今と未来を繋いでいる。時間の連続性を表す。
右手の白線は出来事をそれ毎に区切って等間隔に続く。
やがてスピードが増し右手の白線が一本に見えてきて左手の白線と共に未来へと繋がる。
やがてその二本の白線は目先のカーブで消えてその先は行った者しか分からない。が行けば確かにまだ二本線は交わることなく先を与えてくれる。
ときおりその二本線が真っ直ぐな道の彼方でクロスしているような感覚を覚える。時間の連続が出来事とクロスした時はその出来事は「死」だろう。つまりまだクロスしてはならないしクロスさせるつもりはないが。
しかし、運命という物がこの世に存在するならどこかで必ずクロスする。
まだ私の左右の白線は未来へ伸びる。
日差しに照らされたり、土砂降りの雨で白線が見えなくなるが確かに白線は存在する。自分には見えないだけだ。
白線の延長を塞ぐ大きなトラックが現れた。これを追い抜くかスピードを落としついて行きやがてトラックが方向を変えて走り去るのを待つか選べばいい。
しかし、トラックが来たからといってスピードを落とし過ぎてトラックを見失ってはならない。トラックという壁は見失っただけで決っして無くならないからだ。
待てないなら追い抜け!
しかし相応の労力が必要だ。がその労力のおかげでレベルは上がるぞ。
黙って追い続けろ!
しかし、壁が自らどくまでには時間がかかるぞ。だがかかった時間で体力をつける事もできる。
壁の先はまだクロスしてない事を確かめ進め。五感が冴えるからバイクなんだ。
とりおり雨が降り、風が吹き、日が照り、雪、雷、寒、暑、昼、夜、障害物、遅い車、速い車、パトカー、覆面パトカー、白バイ、取り締まり、標識、事故、故障、逆走してくる輩etc。
分岐点、降りた方、登ってくる方。
コンディションはいつも同じではない。
始めたくて始めたわけじゃなく走っていてとりおり休憩してまた走るの繰り返し。並走する方々は変わったり自らが並走していったり。
道は続くと信じて。