兄のこと(入院)やら自分のことやら(うつ病)で、慌ただしかった。
仕事していた頃、すごく忙しいとき、車で移動中、缶コーヒーを片手にホッとした時ふと『俺はなにやってんだ』『このままどこか行けばいい』『なんのためにやるの』とか考えた。そう考えてしまうと次の仕事が全くと言っていい程出来の悪い仕事になっていた。あの感覚はなんなのだろうか。
私でいう所の『虚無感』だ。
家族のため、子供のため、平均年収は歳の割に全然超えていた。その不自由ない生活を維持するため、藁の楯となりやってきた。
その先にあるものが当時は想像できなかった。というよりしなかった。